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「分野を超えて未来社会を見通す
高校生・大学生シンポジウム」ご案内

(1)高校生・大学生向けのシンポジウム

高校生・大学生の皆さんにとって、2020年代はこれから人生を拓くスタートアップのときでしょう。ただ、新型コロナウイルス感染症を見ても、明らかに時代は曲がり角に来ています。どうこれに立ち向かうか。そこには答えはなく、まずは異なる分野の間で意見をぶつけ合ってみることも大きな意味があるでしょう。

これからの10年について一緒に考えてみませんか――それがこのシンポジウムで私たちが皆さんに伝えたいことです。ここでは、次世代を担う高校生・大学生の皆さんと、未来社会のあり方について考えていこうと思います。

私たちは、経済学、社会学、政治学、都市計画学、ノンフィクションなど、それぞれ異なるバックグラウンドから、これまで3年ほどかけて、2020年代の日本と世界がどうなるかを議論してきました。そこへ当初全く予測していなかった新型コロナウイルス感染症の流行が起こりました。私たちがこれまで議論してきた問いの上に、多くの新しい問いが急速に積み重なり始めています。今何が起こっているか、これからどこへ向かうか、政治・経済はどう変わるか、都市空間はどうなるか、本やメディアとどう接すればよいかといった数々の問題を、もう一度考え直さなければならなくなっています。

高校生・大学生の皆さんには、まずは各分野から何が見えるか、どう解決策がありうるかをお聞きいただきたいと思います。その上で、分野を超えて対話をすると何が見えてくるかを考えていただければと思います。話は思わぬところに進むだろうと思います。いろいろな疑問を投げかけていただければと願っています。

毎回、私たちから話題を提供し、それについて、出席者の皆さんが日頃感じている疑問に答えようと思います。総勢6人の私たちですが、トピックにあわせて2人ずつ異なるバックグラウンドから問題を提起します。普段から丁々発止の議論を続けてきました。ぜひ皆さんにもその違いを楽しんで頂きたいと思います。

オンラインでの開催ですが、できるかぎり大学での「ゼミ」のように議論できるように取りはからってみたいと思います。土曜の夕べに1時間、さらに議論したい人とは30分まで延長します。


(2)日時・スピーカー

日時・スピーカーと各回のトピックは下記の通りです。11/14のみ17時開催です。

第1日 10月17日(土)16時~:西田亮介(社会学)×安田洋祐(経済学)
「経済と社会の明日:競争と分断を超えて」

第2日 10月31日(土)16時~:稲泉連(ノンフィクション作家)×村井良太(日本政治外交史)
「本から見える戦後の高度経済成長とこれから」

第3日 11月14日(土)17時~:饗庭伸(都市計画)×牧原出(政治学)
「空間でとらえる21世紀」


(3)登録方法

出席を希望する高校生・大学生は、下記に氏名・所属先・メールアドレスを登録してください。前日にzoom URLをお送りします。

参加フォームのページLinkIcon



(4)スピーカー紹介

①西田亮介

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1983年生まれ。東京工業大学准教授。著書は『コロナ危機の社会学』(朝日新聞出版)など。AbemaNews「けやきヒル’sNEWS」レギュラー。SNS・メディア・政治の社会学が専門です。

【メッセージ】
社会を理解するためには、いま、目の前に起きている事象とその分析、解釈に加えて、歴史、比較が重要です。知の総合力を養い、どんどん「常識」を疑いましょう。

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②安田洋祐

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1980年生まれ。大阪大学准教授。著書に『学校選択制のデザイン』(NTT出版)など。NHK『欲望の資本主義』などに出演。ゲーム理論・産業組織論が専門です。

【メッセージ】
もしお小遣いがもらえるとしたら、「今すぐに5000円」と「10日後に5100円」のどちらが良いですか?身近な質問・疑問を出発点に、一見すると複雑そうな経済やお金について一緒に考えてみましょう!

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③稲泉連

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1979年生まれ。著書は『僕の高校中退マニュアル』(文藝春秋)、『アナザー1964 パラリンピック序章』(小学館)など多数のノンフィクション。

【メッセージ】
「過去」を知れば知るほど見えてくる「いま」がある―ー。歴史書やノンフィクションを読むことは、そうした感覚を養うことにつながると思います。一つの物事に対する様々な側面への想像力を
鍛えましょう。

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④村井良太

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1972年生まれ。駒澤大学教授。著書は『佐藤栄作』(中公新書)など。女性政治家・市川房枝の研究を続けています。

【メッセージ】
思いがけない日常の中でどう過ごしていますか。本を読み、歴史を通して人と社会を追体験することはきっといつも以上の発見を与えてくれると思います。戦後の影が残る高度経済成長期の時間と空間から今と未来を一緒に考えましょう。

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⑤饗庭伸

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1971年生まれ。東京都立大学教授。著書は『都市をたたむ』(花伝社)など。都市と国土のフィールドワークに没頭しています。

【メッセージ】
みなさんは「都市」や「国土」を考えたことがありますか?自身が暮らし、働きやすくするために、都市や国土を能動的に変化させていくことを「都市計画」や「国土計画」と言います。それらをどうやるのか、ということをお話ししたいと思います。

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⑥牧原出 

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1967年生まれ。東京大学教授。著書は『崩れる政治を立て直す』(講談社現代新書)など。歴史と制度のまなざしで政権の変わりめを注視しています。この研究会の総合司会をつとめています。

【メッセージ】
2018年から、高校生向けの少人数授業「ゼミナール」を春に開講しています。KUBIというロボットを使って、関西や東海からも参加してくれた高校生たちがいました。今度は研究仲間たちとシンポジウムにチャレンジしてみようと思います。本当に楽しみです。ゼミに参加した高校生の声はこちらです。
高校生ゼミの声LinkIcon

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ご質問は東京大学先端科学技術研究センター牧原出研究室
contact@pha.rcast.u-tokyo.ac.jpにお寄せください。

本シンポジウムはサントリー文化財団の後援を受けて行われます。