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今回は、自然エネルギー、主に太陽光エネルギーを利用して、東京都心地区に建つ実験研究施設のエネルギー自給化がどこまで達成できるのかという興味深いテーマであった。
先生ご自身の研究である太陽エネルギーを利用可能なエネルギーに変換する技術とともに、この技術の実応用となるエネルギーをなるべく自給する、東京工業大学に建設された環境エネルギーイノベーション棟(実験研究施設)の設計コンセプト・建設・および、運用実績について紹介いただいた。
通常、太陽電池といえば、建物の屋上の身に配置するのであるが、この実験研究施設の場合は建物の壁面にも太陽電池を配置して斜光入射にも大きな発電を得られるように工夫したことや、太陽電池、燃料電池等のエネルギーの生成機器と空調、クリーンルーム、ドラフト、等のエネルギー消費機器の間を情報ネットワークで結合し、一元管理を可能にした点、さらには、既存インフラである電力との連携など、かなり細かな制御を行っている点など、熱心に話をしていただいた。
GS+I研究会に参加されている企業の方々や東京大学の学生や職員など、多くの方々に参加いただいた。
2014年5月16日
第5回 GS+I公開技術セミナー