酵素生産と機能解析
微生物による酵素生産
ゲルろ過による精製
SDS-PAGEによる精製度確認
後日掲載
動力学・酵素の結晶化
結晶化実験: 後日掲載
動力学実験に関しては下記参照のこと
レポート作成に役立つ動力学補足資料を掲載しました。
☆【R言語(R)を用いてミカエリス・メンテンの式をフィッティングする方法】
エクセルでは非線形の回帰分析ができないので、R言語(R)でミカエリス・メンテンの式をフィッティングする方法を紹介します。
Rのnlsを使います。詳しくは以下のQiitaの記事を参照のこと
https://qiita.com/hnishi/items/2a8a7e70aa8223b99f151. Rのインストール
以下のURLから各自のOSに合わせた実行環境をダウンロードしてインストールしてください。
https://cran.ism.ac.jp2. データの準備
テキストエディット(mac)かメモ帳(? Windows)を使って以下のように実験データを入力して、セーブして下さい。ファイルの拡張子は.csvで(例:data.csv)。
エクセルで入力したものをcsv形式でセーブしてもいいです。
最後の行に改行が入っていないとエラーが出るかもしれません。
S ,v
5.0, 0.048
2.5, 0.044
1.25, 0.040
0.625, 0.034
0.3125, 0.027
3. プロットの表示
以下のスクリプトの、KminitとVmaxinit(KmとVmaxの初期値)を書き換えた後(予想されるKmとVmaxに近い値を使う)、Rのコンソールにコピーandペーストする。
ファイル選択のダイアログが出てくるので、先ほど保存したcsvファイルを読み込む(うまくいけば、プロットが表示される)。
注意:このプロットでは、Sとv、KmとVmaxには、あえて単位を書いていません。レポートを提出するときには、必ず、適切な単位を書き加えること!!
Kminit <- 0.2
Vmaxinit <- 0.05
MM.df <- read.csv(file.choose())
plot (MM.df,xlim=c(0,max(MM.df[,1])),ylim=c(0,max(MM.df[,-1])*1.1))
MM.nls <- nls(v ~ (Vmax * S / (Km + S)), data=MM.df, start=list(Km=Kminit, Vmax=Vmaxinit))
Km <- unname(coef(MM.nls)["Km"])
Vmax <- unname(coef(MM.nls)["Vmax"])
curve(Vmax*x/(Km+x),0,max(MM.df$S),add=TRUE)
mtext(paste("Km = ",signif(Km,digits=3),"+/-",signif(summary(MM.nls)$parameters[1,2],digits=3)," , Vmax = ",signif(Vmax,digits=3),"+/-",signif(summary(MM.nls)$parameters[2,2],digits=3)),side=3)
下記 Rに入力するスクリプトとプロット例です。
以下の論文の電子付録(supplementary material)のエクセルファイルでも同様の計算を行うことができる。
Automatic Calculation of the Kinetic Parameters of Enzymatic Reactions with Their Standard Errors Using Microsoft Excel.
Motomitsu Kitaoka. J. Appl. Glycosci.70 (1), 33-37, 2023.
https://doi.org/10.5458/jag.jag.JAG-2022_0012レポート提出
2024年5月29日(水) 24時
提出先 UTOL