バイオ知財コース

<研究室のミッション>
 研究の現場では常に新しいシーズが発生しているが、研究者はその成果をどのように応用展開していくかという観点からも自らの成果を複眼的に捉えることも同時に必要となる。研究上のブレークスルーは新しいビジネスモデルを要求しており、基礎と応用は表裏一体なものとして論文と特許を同時に構想し、成果の活用形態をデザインする能力を個々の研究者のレベルで形成していくことが求められている。このためには時間と経験を要するが、生命倫理、特許、技術標準、規制、ビジネス、社会情勢、政策などを鳥瞰的に捉える視点の育成が重要であり、大学院の早い段階からこの種の問題にも触れていくことが将来の糧となる。
 当研究室は、本学の生命科学系の研究者・大学院生を対象に、研究成果の取り扱いに関して「論文発表以外のパスとしての知的財産」、「事業戦略としての技術標準」、「新規技術を制御するルール」を三位一体として包括的に取り扱うリテラシーを構築していくためのカリキュラム開発と経験豊富な講師陣による教育の実践、更にはその基盤となる知的財産・イノベーション戦略に関する実証的な研究活動を通じて、知財戦略・技術標準戦略の構築、イノベーション政策の立案、レギュレーションへの対応、企業の研究開発マネジメントの実行に必要な能力を具備した人材を養成していくことをミッションとしている。

 <NEWS>
【公募】特任研究員を募集します(特定短期)。特任研究員A, 特任研究員B(締切11月19日)
研究・イノベーション学会第36回年次学術大会(10/30,31) 発表6件。有馬「医療機器規制がAIベース医療機器の開発に与える影響の国際比較」, 冨永「組合せ製品の制度設計における課題の分析〜空飛ぶクルマと医療製品の比較から〜」, 加納「学生の発明帰属に関する国際比較研究」, 櫻井「医療領域におけるイノベーションの医療と非医療の明確化」, 加納「グラントメトリクスを用いた先端医療の技術動向分析」, 林「先端医療技術の水平ガバナンス形成における境界組織の役割」。
セミナー「研究開発の現場を知る2021」を10月8日(金)13:00-17:00に開催します。→プログラム詳細
第11回レギュラトリーサイエンス学会学術大会(9/17,18) 発表2件。内島「Research Tool, Development Tool, Clinical Toolの概念整理と政策分析への利用」、加納「Regulatory Horizon Scanningにおけるグラントメトリクスの利用」。
医療イノベーションコース(バイオイノベーション政策分野、公共政策研究分野、先端医療開発推進分野)の学生の年次研究発表会「MIサマーフェスタ2021」を開催しました。ゲストコメンテーター4名を含む教員10名、学生21名、OB/OG5名、見学1名の合計37名が参加しました(2021年8月28日)。
研究・イノベーション学会 第36回シンポジウム「COVID-19が明らかにしたイノベーションシステムの課題」にパネリスト・コーディネーターで参加しました(2021年8月27日)。
日本学術会議に薬学委員会・政治学委員会・基礎医学委員会・総合工学委員会・機械工学委員会・材料工学委員会にまたがる横断的な合同委員会として新規に設置提案した「先端医療技術の社会実装ガバナンスの課題検討分科会」が承認され、第1回委員会を開催しました(2021年8月5日)。
情報の科学と技術に「グラントメトリクスによる先端医療技術のトレンド分析」を発表しました(2021年6月1日)。
JAAME-MDSI 2021年度(第13期)調査研究助成【公募型リサーチペーパー】に有馬さんの提案「人工知能をベースとした医療機器プログラムの規制に関する調査研究」が採択されました(2021年4月30日)。
商工会館・調査研究事業【産業と技術の比較研究】2020年度報告書「第4次産業革命の到来 ‐CPS [Cyber-Physical-Systems]に関する分析(II)‐ 」にて、第6章「医療におけるIoT コロナが進めたCPSとしてのオンライン医療」を発表しました(2021年4月19日)
【第6回MDSI Activities】(医療機器センター主催)「Innovation & Regulation -医療機器の開発と国際標準、規制」を2021年4月12日(水)13:00-15:30に参加しました
有馬さんの論文「Integrated analytical framework for the development of artificial-intelligence-based medical devices」がTherapeutic Innovation & Regulatory Science にacceptされました(受理:2021年4月1日、オンライン公表:2021年4月19日)
S-FAIR研究会「Regulatory Horizon Scanning」を2021年3月17日(水)17:30-19:30にオンラインで開催します
S-FAIR研究会「日本型境界組織としてのCIBER ‐バイオバンクを題材として‐」を2021年2月17日(水)17:30-19:30にオンラインで開催します
S-FAIR研究会「Organ-on-a-Chipのアプリケーション開発とレギュレーションの課題」を2021年1月20日(水)17:30-19:30にオンラインで開催しました
DIA日本年会2020にて、セッション「新規医療評価技術の普及に向けたルール・オブ・ルールの考え方」【11月10日(火)】を実施しました。→セッション詳細
伊藤さんの助成金報告書「医療機器審査ガイドラインの体系的分析−テキストマイニング手法の導入を中心として−」(公益財団法人医療機器センター付属医療機器産業研究所 リサーチペーパーNo.28)が発行されました.エグゼクティブサマリー(2019年12月25日)
M1の大石さんの研究が公益財団法人医療科学研究所の令和元年度助成対象に採択されました(テーマ:医療機関を核とした産官学連携による医療クラスター形成の成功要因分析)。(2019年10月1日)
第81回STIG PoPセミナー「エビデンスとプロセスの相互作用で厚生労働分野のイノベーションを加速できるか?―EBPMのさらなる進展を見据えてー」(2019年10月8日)開催
シンポジウム「第2回 イノベーションとレギュレーションの共進化」(2019年9月19日)開催
溝口さんの論文「Comparative analysis of correlations of research and development indicators for rare diseases among Japan, the US, and Europe」がScientometricsに受理されました(2019年5月15日)
RISTEX POLICY DOORに記事「規制なくして技術革新なし」が掲載されました(2019年4月)。
安川先生、高橋さんの論文「大学発特許出願の網羅的抽出及びその分析 -東京大学を事例として-」がパテント誌に受理されました パテント, Vol.72, (3), 59-75, 2019