新着情報


  • 2025.02 大友浩華氏が「一高記念賞」を受賞
  • 2024.12 圧縮センシングによるリアルタイム時間ドメインシングルピクセルイメージングの論文掲載 (APEX)
  • 2024.12 時間ドメイン上の2光子干渉ゴースト回折の論文掲載 (PRA)
  • 2024.11 D1 槻凌多氏が第10回OPJ優秀講演賞を受賞 「LEDアレイによる波面センサー製作の試み」
  • 2024.11 D1 槻凌多氏が第57回(2024年秋季)応用物理学会講演奨励賞を受賞 「1点読み出し時間ドメイン単画素イメージングによるリアルタイム像再生」
  • 2024.10 B4 大友浩華氏が参加
  • 2024.10 小川亮 助教が転出(理化学研究所)
  • 2024.04 超ビット分解能+ノイズ耐性時間ドメインゴーストイメージングに関する論文掲載 (APL)
  • 2024.04 小川亮 助教が参加
  • 2024.04 神野莉衣奈 助教が転出・配置換(本学 先端科学技術研究センター)
  • 2024.03 修士課程 角谷聡太氏、槻凌多氏が修了
  • 2024.03 B4 松野仁氏 卒業(京都大学大学院)・応用物理学会で発表
  • 2024.01 量子エンタングルメントによるシングルモードファイバのデコヒーレンス部分空間の論文掲載 (OE)
  • 2023.12 槻凌多氏 学術変革領域研究「散乱・揺らぎ場の包括的理解と透視の科学」第6回領域会議でポスター優秀賞
  • 2023.10 B4 松野仁氏が参加
  • 2023.07 一点読み出し時間ドメインゴーストイメージングのバイアス雑音に関する論文掲載 (APL)
  • 2023.06 槻凌多氏 学術変革領域研究「散乱・揺らぎ場の包括的理解と透視の科学」第5回領域会議でポスター優秀賞
  • 2023.05 LED,太陽電池による一点読み出し時間ドメインゴーストイメージングの論文掲載 (APEX)
  • 2023.04 一点読み出し時間ドメインゴーストイメージングの論文掲載 (OL)
  • 2023.04 M1 玉木隆太氏が参加
  • 2023.03 岩﨑悠氏が修士課程修了
  • 2022.12 槻凌多氏 学術変革領域研究「散乱・揺らぎ場の包括的理解と透視の科学」第4回領域会議でポスター優秀賞
  • 2022.04 M1 角谷聡太氏、槻凌多氏が参加
  • 2022.04 槻凌多氏がSI-Thru2022 (OPIC2022) で発表
  • 2022.04 山本真毅氏が電子情報通信学会有機エレクトロニクス研究会で発表
  • 2022.03 山本真毅氏が研究室卒業(本学 新領域創成研究科)、応用物理学会で発表
  • 2022.03 山本真毅氏が「一高記念賞」を受賞
  • 2021.10 B4 槻凌多氏、山本真毅氏が卒研配属
  • 2021.06 神野莉衣奈 助教着任
  • 2021.04 Membersページ更新
  • 2021.03 公平拓見氏、田中陽氏が修士課程修了
  • 2020.09 B4 岩﨑 悠氏が参加
  • 2020.03 大岡佳生氏が博士課程修了、守本志帆氏(B4で「一高記念賞」受賞)が修士課程修了
  • 2019.11 LED励起量子光源に関する論文掲載 (APL)
  • 2019.09 M1 王 天予(WANG TIANYU)氏が参加
  • 2019.09 Ren Zhaoli氏が修士課程修了
  • 2019.09 総合文化 上野和紀研究室との共同研究成果を発表 (APL) UT Focus
  • 2019.04 久保哲士氏、公平拓見氏、田中陽氏が参加
  • 2019.03 西井大生氏、藤澤俊祐氏が修士課程修了
  • 応用量子物理(Applied Quantum Physics)

    物質相手の物性物理学。光量子を扱う量子工学。量子力学を包含する量子物理学。 従来はバラバラだったこれらの学理が融合した先に応用量子物理学が位置する。 我々の興味は「量子効果」と「フォトン」が織りなす新奇な物性の開拓を超えてこれらを制御することにある。 ただ眺めるだけでは満足できないのだ。 フォトンは量子現象のプローブでもあり、量子効果はフォトンの発生・検出・制御を可能にしてくれる。 「物質」を介した両者の互恵関係は緊密であり、深化は止まるところを知らない。 潜在的発展性とは別に根源的なレベルで自然の設計図が垣間見えるとしたらどうだろうか。 これはますますおもしろくなってきた。

    研究内容



    1. 極微半導体の構造制御

      物質の特性の深い理解に立ってこれを制御することが物性物理の本丸。 しかし、自然が用意した物質だけを調べる研究は過去の話。 量子現象や室温量子効果の舞台もいまや「デザイン」する時代。 ゲルマニウムのグラフェン・アナログ他の新奇物性のための低次元半導体。 自己サーファクタント、Caのサーファクタント・インターカラント二重性、結晶対称性変換など構造制御法を開発する。 これらの目的はもちろん新しい物性の発現にある。

    2. 相互作用のデザインと室温量子効果

      スピン自由度の制御を取り入れた光電子融合とらⅣ族原子の高機能化。 スピン偏極注入Geから直感と相反する電子緩和の全容が明らかになりつつある。 Geに特異的な電子ラマン遷移によるバンド間利得の発生。 非晶質・結晶ヘテロににおける非平衡電子系、 超高移動度超薄膜Geのとフォノンの量子協奏による光利得。

    3. 高輝度の非古典光生成

      量子エンタングルメントの生成技術は量子情報処理に必要なテクノロジー。 非線形光学効果による高輝度、低密度励起の量子もつれ、相関光子対発生、 ならびにこれらを駆使した量子イメージングの新分野の開拓を模索中。

    1. 量子増幅による物性計測

      多光子の量子エンタングルメントは、物質との相互作用の量子増幅に寄与。 試料ダメージ低減、精密計測の実証。 吸収媒質の磁気光学測定から古典限界を越える測定精度量子優位性を検証。

    2. 量子イメージング

      撮像対象を見ないでイメージングができるとしたら? ここにあるメーターの読みがかわると遠くにあるメーターの読みが変わる? このような直感とは相容れない情報転送や・画像再生を可能にしたい。 はたまた時流の単一ピクセルイメージングは時間ドメインでも可能なのか? 原理の検証だけでとどまっているのは勿体ない。


    top