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2015年10月26日

鹿児島で開催される生物工学会2015年度大会において、片山琢也博士らの発表 「麹菌におけるCRISPR/Cas9システムによるゲノム編集技術の確立」 が大会トピックスに選ばれました。その内容について、日経バイオテクで 「東大農の丸山潤一助教ら、CRISPRで麹菌をゲノム編集、醸造用株のKO育種続々へ」 として記事が掲載されました。

 

日経バイオテクの記事へのリンク

https://bio.nikkeibp.co.jp/ 

https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20151023/188127/?ST=academic

従来、麹菌の産業実用株においては、遺伝子改変が技術的に困難であり、育種開発がなかなか進んでいませんでした。今回、当グループでは、技術的に容易で低コストの遺伝子改変技術である「CRISPR/CAS9システム」によるゲノム編集技術を麹菌で確立し、麹菌の産業実用株にも利用できることを示しました。今後、本遺伝子改変技術が、麹菌の産業実用株の育種開発の効率化に貢献することが期待されます。