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2008年11月13日
微生物学研究室で、ルリタテハが羽化しました。ルリタテハは成虫で越冬する蝶ですが、この時期の羽化は一番おそい記録ではないでしょうか。圃場で春まで冬眠をしていることと思います。3月の始めころの天気のよい日に、姿を見られるかもしれません。
ちなみに、幸運の青い蝶としては、オーストラリアのユリシスが有名です。続々と幸運に恵まれた研究成果がでるといいのですが。

ルリタテハの食草、ホトトギスの花

研究室の花瓶に生けたホトトギスの葉に1cmほどの毛虫を発見(10月25日)

その後、順調に生育し、5cmほどになる(10月30日、11月1日10時)

全体に黒っぽくなり静止した前蛹体となる(11月1日18時)

背中に銀色の眼をつけた蛹となる(11月3日)

無事に羽化し、窓から元気に飛んで行く(11月13日)

脱皮後のカラの蛹