!!!2021年 夏学期 第1回 物性セミナー !!講師 深見 俊輔 氏(東北大学電気通信研究所) !!題目 スピントロニクスの未利用の機能性と新原理計算機への展開 !!日時 2021年 5月 21日(金) 午後4時50分 !!場所 Zoom によるオンライン開催 ・物性セミナーMLに登録されている方は、セミナー案内メールでZoomアドレスを通知します。 ・登録のない方は、以下で予め登録をお願いします。(自動的に物性セミナーMLへ登録されます。)登録フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdT67ZsTDiKsvutP59tY4tOUlx4WTInMKkTQIGWLqYCrPAQKA/viewformをご利用ください。 !アブストラクト スピントロニクスでは電子の持つ電気(電荷)と磁気(スピン)の二つの顔を同 時に利用することで発現する現象を明らかにし、工学的に利用することを目指 す。スピントロニクスが提供する代表的な機能性として、磁気情報の電気的な検 出、不揮発情報記憶、低電流での高速磁化反転などがあり、これらは既に磁界 センサや不揮発性メモリで利用されている。本講演では、アナログ性、確率性、 短期記憶などのスピントロニクスの未利用の可能性に着目し、これらの新原理計 算機への応用の可能性について述べる。不揮発性アナログ素子[1]を人工シナプ スとして用いた人工神経回路網[2]や、熱揺らぎを積極利用する確率動作素子を 人工ニューロンとして用いた疑似的な量子計算技術[3]に関して最近の研究成果 を紹介する。 [1] S. Fukami et al., Nature Materials, 5, 535 (2016). [2] W. A. Borders, H. Akima, S. Fukami, S. Moriya, S. Kurihara, S. Sato, and H. Ohno, Applied Physics Express 10, 013007 (2017). [3] W. A. Borders, A. Z. Pervaiz, S. Fukami, K. Y. Camsari, H. Ohno, and S. Datta, Nature, 73, 390 (2019). !宣伝用ビラ {{ref KMB20210521.pdf}} !物性セミナーのページ http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar