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電場応答性自己組織化単分子膜

 電場に応答してゲスト分子のCatch&Releaseを実現する自己組織化単分子膜を開発した。また、その研究途上、ホストーゲスト相互作用の主体である塩橋が、ナノスケールの近傍に存在する疎水表面に近づくにつれ増強されることを発見した。

 タンパク質内部では多くのイオン対が疎水表面近くに存在する。このようなイオン対は溶液中よりも強く結びついていることが60年以上前に理論的に予言されていた。電場応答性自己組織化単分子膜の開発を通じて、この理論を初めて実証することとなった。