四国 | 香川県高松市、愛媛県八幡浜市 |
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高松市では、ICT・データの活用と多様な主体との連携により、様々な地域課題を解決し、持続的に成長し続ける「スマートシティたかまつ」の実現に向けた取組を推進しています。
平成29年10月には、産学民官の多様な主体が参画する「スマートシティたかまつ推進協議会」を設立し、防災・観光・福祉・交通安全・まちづくりなど、様々な分野でICT・データの活用に取り組んでいます。
この取組においては、様々な問題意識をもったコミュニティ(市民活動団体)が、関連するオープンデータ等を利活用して、地域課題の発見、分析など、データを利活用できるリテラシーを習得し、参画することが重要と考えています。
本市においても、協議会や関係団体と連携しながら、データ利活用人材の育成のため、アイデアソンやハッカソンなどを開催するほか、平成30年4月には、オープンデータサイトを開設し、データを利活用しやすい環境を整備してきました。
今後、本市が公開しているオープンデータの不足や社会課題を明らかにすることが重要と考えており、スマートシティたかまつにおいて、新たな地域課題の発見及びデータを利活用した課題解決へのアイデアを募集し、市民の皆様と一緒に取り組んでいきたいと考えています。
公開データ | |
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1.スマートシティたかまつ | https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/smartcity/index.html |
2.オープンデータたかまつ | https://opendata-portal.smartcity-takamatsu.jp/ |
チーム名 | アイデア名 | 公開資料 |
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安全安心チーム*3 | 安全安心で住み心地の良い街を造る | ポスター |
電車って不便じゃん??俺たちに任せとけって!!*3 | 電車って不便じゃん??俺たちに任せとけって!!(さらなる電車の利便向上) | ポスター |
近年の少子高齢化や核家族化の進展等により、年々空き家が急増し、安全性の低下、景観の阻害等多岐にわたる問題が浮上しており、「空き家問題」として社会的に大きくクローズアップされています。
総務省の住宅・土地統計調査によると、平成30年の空き家総数は約849万戸、空き家率は13.6%と過去最高を記録し、本市の空き家率についても平成25年が19.5%、平成30年は22.5%と、全国平均を大きく上回っています。
本市では、平成28年4月に空き家対策係を設置して以降、「利活用可能な空き家は活用」、「利活用できない空き家は除却を促す」ことを念頭に、空き家対策の推進を図ってきました。平成29年度には、空き家を所有する方と利用を希望する方とのニーズのマッチングを図る「空き家バンク」を創設し、昨年度までの累計で67件の掲載、33件の成約がありました。しかしながら、掲載物件の大多数は売買物件となっており、賃貸物件が少ない状況が続いており、今後の移住体験等を推進していく上でも、賃貸物件を多く掲載し、空き家バンクを活用した空き家の活用・空き家の減少の取り組みについてご提案いただきたい。
公開データ | |
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1.空き家バンク | https://yawatahama-iju.com/akiya/ |
2.八幡浜市空家等対策計画 | http://www.city.yawatahama.ehime.jp/docs/2017032100026/ |
3.空き家実態・意向調査アンケート | http://www.city.yawatahama.ehime.jp/docs/2018012300023/ |
4.空き家対策パンフレット | http://www.city.yawatahama.ehime.jp/docs/2017032100019/files/202002-4_1.pdf |
八幡浜港の南西12kmに位置する「大島」は、市唯一の有人島であり、多彩で新鮮な海の幸、地震の化石といわれるシュードタキライト、干潮時のみ姿を現すエンジェルロード、そして何よりのどかな空間、ゆったりと流れる時間など、多くの魅力があふれています。
市では、離島ならではの自然、癒しを満喫できる新たな観光スポット「いやしの楽園・大島」として、誘客を図るとともに、島民同士の交流・憩いの場を創出するため、平成30年8月に島の情報発信、カフェ機能が一体となった大島テラスを開設、観光客は一時的には増加しましたが、その後減少傾向となり、現在はコロナウイルスの影響による島からの渡航自粛要請もあり、来訪者は激減しています。
島の現状を考えると、移住等による人口増加は困難であるため、島を「観光の島」として盛り上げることで、島民の生活の維持向上を図る必要があります。アフターコロナを見据え、リピーターの獲得や来訪者を増やすため、食事や体験メニューの更なる充実などが必要ですが、島民の約7割が65歳以上の高齢者という現状を踏まえると、大島を将来にわたって存続させるため、島外からのサポート体制などの仕組みを構築する必要があります。
公開データ | |
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1.八幡浜大島ポータルサイト | https://yawatahamaoshima.com |
2.愛媛県離島振興計画 | https://www.pref.ehime.jp/h12900/keikaku/documents/2603ritoukeikaku.pdf |
3.定期船乗船者数・大島テラスレジ通過者数 | web上では公開していないが、データ提供可能 |
4.大島テラス関係資料 | web上では公開していないが、データ提供可能 |
5.来島者アンケート | web上では公開していないが、データ提供可能 |
八幡浜市は柑橘栽培が盛んな地域で、品質・生産量ともに全国トップクラスですが、近年の柑橘の消費量減少に伴い、今後は加工による付加価値を高めた商品開発を推進し、柑橘農家の所得向上を図る必要があります。
しかしながら、大多数の柑橘農家は生果生産のみで生計が成り立っており、加工品製造の必要性をさほど感じていないことなどから、柑橘等の農産物の6次産業化が思うように進んでいないのが現状です。
2019年5月に日本で初めて開催された「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会」の開催地であるという機会を活用し、まずはマーマレード消費の市内需用喚起を行い、市民のマーマレード消費を拡大させることで、マーマレード加工業への参入が増え、「マーマレードといえば八幡浜」という確固たる地域ブランドを確立し、農産物の6次産業化推進を図りたいと考えています。
マーマレード消費を市民に定着させ、消費拡大に向けて、認知度の向上(ブランド化)や購入機会の創出につながるアイデアをお待ちしています。
公開データ | |
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1.ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会 | https://marmalade-festival.jp/ |
2.八幡浜市6次産業化推進戦略構想 | web上では公開していないが、データ提供可能 |
3.マーマレードに関するアンケート報告書(八幡浜商工会議所) | web上では公開していないが、データ提供可能 |