沖野 郷子 【教授】専門:海底物理とテクトニクス
研究内容
【海底拡大プロセスと海洋リソスフェアの進化】 新しい海底を生み出している中央海嶺や背弧の拡大プロセスを研究しています。特に、マグマ供給と拡大速度のバランスにより多様な海洋底が生成される過程に焦点をあて、マグマ供給が少なくテクトニックな拡大が卓越しているところや、逆にマグマ供給が過剰で厚い地殻ができているホットスポット近傍の海嶺系を研究しています。主な研究フィールドはインド洋とフィリピン海です。 |
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【海底熱水系とテクトニクス】 海底の熱水系は、地球の熱や物質の循環を考える上で重要です。現在300もの熱水系が世界の海嶺系や島弧でみつかっていますが、そこで噴出する熱水の化学組成は同一ではなく、異なる組成の熱水循環が異なるタイプの生態系を支えていることがわかってきました。このような熱水系の多様性は、元をただせばその場所(=海底)の岩石の種類、マグマなどの熱源の形態、断層系などの循環経路といった条件に規制されています。 |
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【高解像度海底マッピングの技術】 研究船からの観測は海底から数km離れたリモートセンシングなので、陸上地質調査のような高解像度のマッピングはできません。近年進歩してきた深海探査機を利用して、1mスケールの地形や地質構造マッピング、数十メートルスケールの磁気異常探査を実施し、解析手法の開発を行っています。 |
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