NanoBio First 最先端研究開発支援(FIRST)プログラム 「ナノバイオテクノロジーが先導する診断・治療イノベーション」 ナノバイオ・ファースト Eglish

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プロジェクト概要

ニュース詳細

2011年10月24日: 片岡研究室の「高分子ミセルのサイズ効果:精密粒径制御に基づく難治すい臓がん治療」の研究がNature Nanotechnologyに掲載されました (Published online: 23 October 2011; doi:10.1038/nnano.2011.166)。また、本成果が毎日新聞、産経新聞、読売新聞などで紹介されました。

本研究では、薬剤やDDSの集積性が乏しく未だ有効な治療法が確立されていない膵臓がんに対して、高分子ナノテクノロジーを基盤とした高分子ミセル型ナノキャリアの精密な粒径制御によって、抗がん剤内包ミセルのがん組織における集積性と浸透性を高め、顕著な抗がん活性を実現することに成功しました。
本研究成果は、Nature Nanotechnologyに掲載されました(Published online: 23 October 2011; doi:10.1038/nnano.2011.166)。

Abstract:http://www.nature.com/nnano/journal/vaop/ncurrent/abs/nnano.2011.166.html

2011.10.24 日本経済新聞 朝刊
膵臓がん向け新投薬法開発、東大、高分子で包む。
2011.10.24 日経産業新聞
膵臓がんを狙い撃ち、東大、30ナノの高分子で薬包む。
2011.10.24 毎日新聞 朝刊
膵臓がん:微小カプセルで狙い撃ち 東大など、増殖抑制成功
2011.10.24 読売新聞 夕刊
極小カプセル 抗がん剤運ぶ 周辺組織通り抜け 膵臓がん抑制
2011.10.24 産経新聞 朝刊
ミクロの技術、効果はビッグ 微小カプセルで投薬 膵臓がん治療法に光
2011.10.24 岩手日報 朝刊
微小カプセルで膵臓に薬 東大教授ら成功 がん細胞狙い撃ち
2011.10.24  化学工業日報
東大、高分子ミセル抗癌剤で膵臓癌にサイズ効果を確認
2011.10.24  日刊工業新聞
東京大学、薬物送達による膵臓がん治療-直径50ナノメートル以下で有効
2011.10.24  秋田魁新報 朝刊
微小なカプセルに薬、細胞を“狙い撃ち” 膵臓がんの増殖を抑制 東大教授らが成功
2011.10.24  東奥日報 朝刊
薬入り微小カプセル注射で膵臓がん抑制/東大チーム成功
2011.10.24  中日新聞 夕刊
微小カプセル薬 膵臓がんに効果 東大チーム発表
2011.11.12  Le Figaro Magazine
Quot De Neuf, Docteur? Particules salutaries
2011年1月28日: FIRSTプロジェクトで行われている「高分子ミセルによる耐性がん治療」に関する最新の研究内容が日経産業新聞の「テクノトレンド」欄で紹介されました。

2011.1.28 日経産業新聞 「テクノトレンド」欄
進化する薬物送達システム:がん細胞狙い撃ち ナノテクと生理学生かす
高分子ミセルに薬物を搭載することによって、血中を安定に循環しながらがん組織に到達し、さらに薬剤耐性がん細胞の中にトロイの木馬の様に侵入して、核の近くで選択的に薬物をミセルから放出させることが出来ます。これによって、がん薬物治療で大きな問題となっている薬剤耐性を克服出来ることを動物実験によって明らかとしました。
2011年1月24日: FIRSTプロジェクトの「制がん剤の薬剤耐性を克服するドラッグデリバリーシステム」の研究がNHKの番組で紹介されました。

2011.1.24 スタジオパークからこんにちは 「暮らしの中のニュース解説」
がんを直撃 最新「薬」配送システム
URL: http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/200/70771.html
2011年
1月17日-18日:
 2つの最先端研究開発支援プログラム(FIRST)プロジェクト 「再生医療産業化に向けたシステムインテグレーション~臓器ファクトリーの創生~(中心研究者:岡野光夫 東京女子医科大学先端生命医科学研究所所長・教授)」と 「ナノバイオテクノロジーが先導する診断・治療イノベーション(中心研究者:片岡一則 東京大学大学院工学系/医学系研究科教授)」の合同シンポジウムとして、 2011年1月17-18日の二日間にわたり、FIRST国際シンポジウム「Medical Innovation of 21th Century」が学術総合センター一橋記念講堂にて開催されました。
 Stefan Noreén 在日スウェーデン大使と高久史麿 日本医学会会長の来賓挨拶によりシンポジウムは開会されました。 相澤益男 内閣府総合科学技術会議議員、David Williams (Professor of Biomaterials, Director of International Affairs, Wake Forest Institute of Regenerative Medicine , USA)、 Marc Peschanski (Director of Institute for Stem Cell Therapy and Exploration of Monogenic Diseases, France)、 Hilary Calvert (Director of Anticancer Drug Discovery and Development, University College London Partners, UK)によるによる基調講演、 FIRSTプロジェクトの中心研究者である岡野光夫 教授と片岡一則 教授によるプロジェクト構想紹介、 また「いかに研究成果の社会還元を促進するか」というテーマに対するパネルディスカッションが開かれ、 FIRTSTプログラムに対する期待、課題や人材育成などに関する興味深い討論が行われました。 FIRSTプログラムに参画している若手研究者によるポスターセッションでは、活発な質問・意見交換・討論が見受けられました。プロジェクトメンバー企業による展示もありました。 NanobioFIRSTプログラムの共同研究者として、松村保広 国立がん研究センター東病院部長、西山伸宏 東京大学大学院医学系研究科准教授、宮原裕二 東京医科歯科大学生体材料工学研究所教授による 研究成果の報告が行われました。2日間を通じてのべ1000人近くの参加者が見られ、FIRSTプログラムの今後の研究成果および産業化に対する大きな期待が強く感じられるシンポジウムとなりました。
ポスターチラシ
Stefan Noreén 在日スウェーデン大使 日本医学会会長 高久史麿先生 総合科学技術会議 相澤益男先生
Stefan Noreén
在日スウェーデン大使
日本医学会会長
高久史麿先生
総合科学技術会議
相澤益男先生
FIRST 国際シンポジウム
2011年1月6日: 東京大学片岡研究室の「制がん剤の薬剤耐性を克服するドラッグデリバリーシステム」の研究がScience Translational Medicine (5 January 2011; Vol. 3, Issue 64)の表紙を飾りました。また、本成果が日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、日刊工業新聞、NHKニュースなどで紹介されました。 (論文PDF)

2011.1.5 Cover Image of Science Translational Medicine (5 January 2011; Vol. 3, Issue 64)
Drug Delivery by Micelle
2011.1.6 NHKニュース
ナノカプセル 耐性がんに効果
2011.1.6 Technology Review
Nanocarriers Come Through
2011.1.6 日本経済新聞
微小カプセルで細胞内に薬剤、がんに効果確認、東大が開発
2011.1.6 毎日新聞
抗がん剤:微小カプセルで患部に直接 動物実験成功、「薬剤耐性」に効果
2011.1.6 読売新聞
抗がん剤 効果的に 微細カプセル開発 細胞の核に作用
2011.1.6 日刊工業新聞
耐性がん組織を攻撃 東大が高分子開発
2011.1.6 日経産業新聞
抗がん剤、ナノカプセル使い投与、東大、がん増殖抑制に効果
2011.1.6 東京新聞
薬効かないがんにトロイの木馬 極小カプセル投与法を開発
2011.1.6 北海道新聞
東大教授ら開発の新薬*大腸がん細胞のみ効果*副作用の軽減を実証
2011.1.6 信濃毎日
抗がん剤に新投与法 極小カプセルで薬効かない細胞へ 東大教授ら、マウスで効果確認
2011.1.6 サイエンスジャパン
今週のTranslational Medicine 2011年1月5日号 Volume3 Number64
2011.1.6 東京大学 大学院工学系研究科 広報室
「制がん剤の薬剤耐性を克服するドラッグデリバリーシステム」耐性がん細胞の核に薬剤を効率的にデリバリーするナノスケールのトロイの木馬を開発
2011.1.7 化学工業日報
高分子ミセル製剤 耐性がんに効果発揮 東大の片岡教授マウス実験で確認
2011.1.7 熊本日日新聞
薬効かないがんに効果 微小カプセル投与法開発
2011.1.11 徳島新聞
薬効かないがんにトロイの木馬 極小カプセル投与法を開発
がん細胞の細胞内環境に応答して内包抗がん剤を放出する高分子ミセルによって、耐性がん細胞の核に薬剤を効率的に送達することができ、薬剤耐性を克服できることを明らかにしました。本研究成果は、Science Translational Medicine (5 January 2011; Vol. 3, Issue 64)に掲載され、表紙を飾りました。
2010年12月16日: 東京大学片岡研究室で行われている「高分子ミセルによるがん治療」に関する最新の研究内容が読売新聞夕刊科学欄で紹介されました。

2010.12.16 読売新聞(夕刊)
がんを狙い撃て
高分子の自己組織化によって形成される高分子ミセルを抗がん剤のナノキャリアとして用いる研究成果とFIRSTプロジェクトによる今後の取り組みが紹介されています。特に膵臓がんに代表される難治がんや転移がん治療への展望が述べられています。
2010年9月9日: 東京大学片岡研究室と滋賀医科大学・谷教授、放射線医学総合研究所・青木チームリーダーとの共同研究:超分子ナノキャリアによる見えるドラッグデリバリー:単一プラットフォームを用いた膵臓がんの診断と治療が、毎日新聞(夕刊)、日経産業新聞、日本経済新聞電子版および10月1日付けの科学新聞に掲載されました。

2010.9.9 毎日新聞(夕刊)
抗がん剤くっきり画像化 東大など 効果確認しながら治療
2010.9.9 日経産業新聞
薬物送達 診断と治療同時に 東大 マウスの膵臓がん縮小
2010.9.9 日本経済新聞電子版
東大、がんへの集積から治療効果までを追跡できる新しい診断-治療機能一体型DDSを開発
2010.10.1 科学新聞
診断・治療一体型DDS マウス膵臓がんで効果 東大・片岡教授らMRIで確認
高分子ミセルに抗がん剤とMRI造影剤を搭載することによって、そのがんへの集積から治療効果までをイメージングにより追跡することができる新しい診断-治療機能一体型のDDS(「見えるDDS」)の開発に成功しました。本システムを利用すれば、がん治療を薬物の患部への到達を確認しながら行うことができ、さらに治療効果をリアルタイムで追跡できるようになるものと考えられ、「手遅れのない」確実ながん治療の実現が期待されます。
2010年9月9日: 津村内閣府大臣政務官がCNBI(ナノバイオインテグレーション拠点)及びナノバイオファーストの研究の視察に訪れました。プロジェクトの説明を受けた後、 研究施設を訪れ研究の様子を視察しました。
津村内閣府大臣政務官 津村内閣府大臣政務官 津村内閣府大臣政務官
2010年9月8日: 9月15日に発刊されるCancer Researchに掲載される論文"Visible-drug delivery by supra-molecular nanocarriers directing to single-platformed diagnosis and therapy of pancreatic tumor model"について記者会見を行いました。

pdfダウンロード 東京大学大学院工学系研究科 記者会見

pdfダウンロード 記者会見配布資料

2010年9月2日: スペインの科学イノベーション大臣であるDr. Cristina Garmendiaの一行が、東京大学にナノバイオファーストプロジェクトを来訪し、説明を受け、研究の様子を見学しました。

スペイン大臣 スペイン大臣
スペイン大臣 スペイン大臣

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