学習院大学法学部 2014年度 行政学ⅠⅡ講義内容

行政学Ⅰ
第1部 イントロダクション
1 国家はどこへ行く?――国際・国・地方
2 行政にどうアプローチするか?
インタビュー、オーラル・ヒストリー、事例分析、史料収集

第2部 行政学の課題
3 「行政」の歴史と「行政学」の歴史
4 ヨーロッパの行政研究:国家のつくりかた
5 アメリカ行政学:デモクラシーの中のアマチュアとプロフェッショナル
6 日本の行政学:官僚制とたたかうか、手を組むか?
7 行政学の「理論」とは:現実を説明するか?改革をめざすか?

第3部 行政学の枠組み
8 統治の文法:「古典的五省」
9 行政管理(1):組織のデザイン
10 行政管理(2):組織は変わる
11 政策科学:社会をどう変えるか
12 新しい公共部門の管理:国家の解体へ

第4部 官僚制の政治支配――権力と専門性
13 官僚制と公務員制:その支配はいつまでも続くのか?
14 軍部と官僚制:シビリアン・コントロール
15 行政学Ⅰのまとめ

行政学Ⅱ
1 行政学Ⅱのイントロダクション

第5部 統治機構・行政機構と組織法
2 議会・内閣・省庁:組織の作る政治権力
3 司法と行政:裁判所の担う行政
4 諮問機関:市民と専門家による課題設定

第6部 経済への政策による介入
5 財務行政――予算と会計検査
6 計画とインクリメンタリズム
7 市場の規制――政策執行とは何か?

第7部 地方行政とローカル・デモクラシー
8 内務行政と地方自治
9 地方自治体の基本構造と首長・議会
10 大都市行政:都市は国家を超えるか?
11 ローカル・デモクラシー

第8部 外交と国際行政
12 外務行政:外交官と行政
13 国際組織と行政

第9部 行政とは科学か、技芸か、専門職か?
14 行政と行政学再考
15 行政学Ⅱのまとめ