一行日記

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2009年5月1日(金) なにしてたのだろう

GWが終わったあとに日記を書いているわけだが、さすがに連休前のこの金曜日に何をしていたのか、思い出せない。計算に行き詰まっていたことだけは確かだ。

2009年5月7日(木) 非線形方程式

DMFTで非線形方程式を解いているが、計算するたびに無摂動Green関数に収束してしまうという問題が生じている。どうやらどこかにプログラムミスがあると、非線形方程式の自明な解へ収束していってしまうらしい。

2009年5月8日(金) 手動

モンテカルロのバグ取りがうまくいかない。この際、手動でモンテカルロするしかないのだろうか。

2009年5月9日(土) 益川さん講演会

新入生歓迎記念講演ということで、益川さんが駒場にいらして講演された。テレビで見るよりも小柄な人だった。話はとても面白かった。

2009年5月11日(月) 水戸

所用で水戸に来ている。上野から常磐線快速高萩行きに乗った。座席が向かい合うタイプ(山手線タイプ)で2時間以上電車に乗ったのは初めてかもしれない。上野で端っこに座れたが、とても疲れた。きっとそれなりに混んでいるせいで足を自由に動かせないのが原因と思われる。鈍行で静岡駅に行ったときは3時間くらいかかったがこんなに疲れなかった。

2009年5月12日(火) 東海

所用で東海村に来ている。原子力でうるおっているせいか、村の施設がどれも新しく、道路も綺麗に舗装されているような気がする。

2009年5月13日(水) QMC

引き続き、連続時間QMC。うまいこといっているようないっていないような、ということで困っている。

2009年5月14日(木) 吉岡研加藤研ランチセミナー

今日は高橋君の担当だった。彼の最近の研究の話。来週は自分の番だ。他の人よりは時間的に余裕があるので、丁寧なスライドを作りたいところだが、QMCの結果がうまくいっていないので、困る。ただのレビューではなく実際に計算したということろまで行きたいのだが。

2009年5月15日(金) バグ取り

ctQMCについて詳しい方とメールをやりとりしている。実際に実装した人のアドバイスは非常に参考になり、自分一人でやったときの5倍くらいは進度が早まった。プログラムは大分いい感じになってきたのだが、虚時間方向の擬スピンが偏極してしまってモンテカルロステップがうまく進まないという状況に悩まされている。

2009年5月18日(月) 月曜日

ctQMCのバグ取りが終わった。あとはDMFTのループをきれいに回せるようにする必要がある。違う不純物ソルバの場合にうまく回っているプログラムなので、少しの修正で回るようになるはず。しかし、今週はランチセミナーが自分の番なので、そのスライドを作らなければならない。

2009年5月19日(火) PRB

PRBに投稿していた論文がすんなりアクセプトされた。レフェリーコメントもとてもあっさりしたもので、とくに直すべきところもないらしい。鉄砒素系だからだろうか。まあ、これで論文数が7本(Short Note含む)になったのでめでたい。年齢=本数になるのはいつのことだろうか。

2009年5月20日(水) 水曜日

あいかわらずctQMCのプログラムと格闘。極めて高い精度が要求されていて困る。

2009年5月21日(木) ランチセミナー

自分のランチセミナー。構想の練り不足か少ししどろもどろになった。ちょっと盛りだくさんすぎたかもしれない。

2009年5月25日(月) ctQMC

連日ctQMCのコードを前に格闘している。行き詰まって行き詰まった。そして週末風邪をひいていた。今日もまだ少し。

2009年5月26日(火) DMFT

いま何に困っているかというと、きちんと動いていると思っていたDMFTのコードがどうやらおかしな挙動をしているらしいということで困っている。どうみても同じにしか見えない二つのプログラムがあって、一つはきちんと動くのに、一つは変な動きをする。逆に言えばここを解決するとうまいこといくのかもしれない。

2009年5月27日(水) Particle-Hole Symmetry

ノートをアップロード。電子正孔対称性があってHalf-Fillingのときには、化学ポテンシャルが温度に依らないらしい。化学ポテンシャルってどうやって決めるのだろうということがよくわからなくなってきたのでノートを作ってみた。

2009年5月28日(木) ランチセミナー

木曜日なので、吉岡研加藤研のランチセミナー。今日は渡部君の担当だった。なかなかいろいろなところへ広がりそうだなと思った。

2009年5月29日(金) 物性セミナー

小林 未知数さんの「スピノールボース・アインシュタイン凝縮体と非可換量子渦」。スピンを持つBECにおいて、自明ではない渦ができ、その渦同士の衝突が普通の渦とは異なる振る舞いをするという理論の話。どうやら実験でも作れるらしい。イントロが丁寧だったのでよくわかった。BECの業界の人はプレゼンがうまい人が多い気がする。面白かった。

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