研究内容

・スキャニングライダーを用いた森林の3次元測定
 
 スキャニングライダーではレーザー光線を発射し、そのレーザーが物体にあたってもどってくるまでの時間を測定し、それを距離に変換することで物体の3次元形状データを取得することができます。
この装置を用い、現在森林の3次元構造の測定方法を研究しています。

 

下の画像はヘリコプター搭載型のスキャニングライダーを使って測定した森林の3次元標高データです。樹木、道路、人家などが細部にわたって測定されているのがわかります(画像1)。さらにこのシステムでは樹木の下に隠されている地面も再現することができ、樹木を取り除いた3次元画像も作成できます(画像2)。最後に画像1から画像2を差っぴくことで画像3のような地面の高低差を除いた画像も作成でき、これを用いて樹木の樹高を見積もることが可能になります(画像3)。 
 

画像1 Digital Elevation Model

画像2 Digital Terrain Model

画像3 Digital Canopy Height Model