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研究ビジョン: 脳研究を通じて、人類の健康長寿に貢献する
 
超高齢化社会が進行するわが国において、認知症を患うお年寄りの数が400万人を超え、緊急な対応が求められています。
 
脳と心の健康を高め、認知症を予防して行くためには、脳細胞を最適な状態に保つことであると私は考えています。「どのような状態がそれぞれの脳細胞について最適であるか」このことを知るためには、細胞レベルで生理学的な研究を積み重ねていくよりほかありません。
 
これまで脳は、成長の後、全く変わらない臓器であると考えられてきました。そして、歳をとるとともにただ衰えていくだけであると思われてきました。しかしながら、私たちの研究から「大人になっても、脳は成長し修復する能力を保つ」ことが判りました。この能力を上手に活かすことにより、記憶力や認知機能の低下に代表される脳の老化、そして、認知症の予防が可能になると考え研究を行っています。
 
そこで、これまでに、アルツハイマー病モデルマウスを用いた学習記憶・認知機能解析やMRI研究、さらには高齢者ボランティアの協力による脳老化予防の研究を行ってきました。

その結果、脳の老化は生活習慣の改善により、ある程度は抑えられることがわかってきました。これらの研究を通じて、脳の健康を高め「健康長寿」に貢献していきたく考えています。
 
 
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