居宅生活を支える訪問看護

(1)いま、求められる地域ケアと訪問看護

医療費の高騰に伴い、病院では在院日数の短縮、早期退院がますます求められるようになりました。このため、退院後にも病状が重かったり、在宅で医療処置が必要な方も多くなりました。

一方で、核家族、特に高齢者の一人暮らし、高齢夫婦世帯が増え、必要な医療処置や看護・介護が行えず、そのために病状が悪化したり再入院が必要な方々が増えています。
更に、「畳の上で死にたい」など、慣れ親しんだ家で、家族に看取られる事を希望する方も多くなり、在宅でのターミナルケアの必要性も高まっています。

在宅療養は施設療養と比べて低コストであるため、要介護度が軽度~中等度の方は、できるだけ在宅で療養を続けられることが、社会全体にとってもコストの削減につながります。 これらのことから、地域ケア、とくに訪問看護がますます求められているのです。