教養学部進学情報センター主催シンポジウムの開催

「私は大学で何を学んだか」

日 時:平成15年4月25日(金)16時30分〜20時

会 場:教養学部11号館1階1102教室

シンポジウムの趣旨と講師の先生方は次の通りです。講演後、先生方との質疑応答の時間も予定しています。ぜひ参加してください。

 東京大学は、Late Specialization を教育の大きな柱にしており、すべての学生は入学して2年間は教養学部に所属し、最初の1年半は専門を超えた教養を身につけます。そしてその後、進学振分けを通してあらためて専門分野を選ぶことになります。この仕組みは、大学の入学時に学部・学科を選択しなければならない場合と比べて、考える時間も多くとれ、また選択の自由度も大きく、より自分の適性にあった専門を選択できる可能性があります。しかしその反面、進学振分けという制度の下で、必ずしも自分の意に添わない選択をしなければならないこともあります。また、自由なるがゆえにかえって何を学んでいいものか、迷ってしまう場合もあります。

 今回、進学情報センター主催のシンポジウムは、「私は大学で何を学んだか」を主題として選びました。この「学んだ」ものとしては、学問的なものはもちろんとして、社会的なこと、人間的なことも考えられます。さらに広く解釈すれば、大学の教官になった後に、講義などを通して学生から「学んだ」ものもあるかもしれません。

 インターネット、ビデオゲームをはじめとして、現在の若者を取り巻く状況は大きく変化しており、それらの数々の魅力あふれるものに囲まれた中で、大学で学ぶことにどのような意味・価値を見いだすのかが、学生にとって困難な時代となっています。今回のシンポジウムでは、各学部から講師の先生をお招きし、それぞれの先生の個人的な体験を基にしたお話をしていただこうと思います。そしてそれらのお話を通して、学生が「学ぶこと」の意味を問い直し、より広い視野から後期課程への進学を考える契機になればよいと思います。

法学部 大串 和雄 教授(比較政治学)

 「私が法学部で学んだこと」

医学部 野本 明男 教授(微生物学)

 「現在の自分が何故存在しているか」

工学部 北森 武彦 教授(応用化学)

 「“創る”を学ぶ−集積化マイクロ化学システムを創る−」

文学部 柴田 元幸 助教授(英語英米文学)

 「文学部で学んだこと」

理学部 塩谷 光彦 教授(分析化学)

 「思いがけないめぐりあい」

農学部 古田 公人 教授(森林生命環境科学)

 「大学で学んだこと、学ばなかったこと」

経済学部 谷本 雅之 助教授(日本経済史)

 「神は細部に宿る」

教養学部 小林 康夫 教授(表象文化論)

 「私のコペルニクス的転回」

教育学部 金森 修 教授(科学論)

 「私が大学時代に学んだこと」

薬学部 入村 達郎 教授(細胞生化学)

 「学ぶことのはじまり」

情報理工学系研究科・工学部 舘 ワ 教授(システム情報学)

 「自ら学び考えることの大切さと一期一会の心」


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