今年で9回目を迎えた進学情報センター主催のシンポジウムが、「いま環境問題を考える」というテーマで、去る6月4日(木)午後4時30分より3時間にわたって13号館1321と1322の2つの教室で並行して行われた。毎年開かれるこのシンポジウムの目的は、日頃の講義では得られない、各学部で行われている最先端の研究現場の様子を知るという貴重な体験を通じて、進路の選択に役立ててもらおうというものである。今年も全10学部から、いまもっともホットな話題である「環境問題」に関する研究に携わっておられる先生方、総勢16人を講師にお迎えして、どのような研究がどのような方法でなされているか、研究の先端から、その研究の観点、対象、方法と成果や問題点などについて論じていただいた。全学部からの参加の下に行われるこのようなシンポジウムは大変ユニークなもので、しかも講演の内容はそれぞれ大変興味深いものばかりであった。用意した教室が狭いほどの大勢の諸君が参加し、皆満足した様子であった。


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