本センター主催の「シンポジウムー進路選択のためのガイダンスー」が5月26日(金)午後1時より(1)物質科学、(2)生命科学、(3)学際としての「環境」の各分科においてそれぞれのテーマについて並行して開催された。毎年開かれるこのシンポジウムの目的は、ここに参加することにより、日頃の講義では得られない最先端の研究現場の様子を知るという貴重な体験を通じて、進路の選択に役立ててもらおうというものである。今年も全10学部から各テーマに関係した先生を講師にお迎えして、それぞれのテーマに対してどのような研究がどのような方法でなされているか、研究の先端から、その研究の観点、対象、方法、と成果や問題点などについて論じていただいた。講演の内容はそれぞれ大変興味深いものばかりであり、参加した諸君は皆満足気であった。しかし、参加者数は昨年より少なく、このことはとても残念であった。そのため本号では少しでもここでの様子を知ってもらうために、お話をしてくださった講師の先生方に講演要旨をお願いし掲載した。


agc@park.itc.u-tokyo.ac.jp