進学情報センターの資料室では、コンピュータシステムを利用して様々な進学情報を学生に提供している。その中には教官へのアンケートに基づく教官情報検索システムや、各学科の過去5年間の進学振り分け状況、大学院の情報を提供する進学情報検索システム等がある。

 現行の進学振り分け制度では、2年生の6月に第一回目の進学志望届を提出し、その結果を参考にして7月に第一回目の進学変更届、さらに9月に最終の志望変更届を提出することになっている。最低点情報検索システムでは、これら3回の志望の間に志望状況がどの様に変化したかを、各学科に進学できるための最低点に着目し、過去5年間のデータを表ならびにグラフによって示してる。表の数字を漫然と見ても分からないが、グラフに表すとある学科については、はっきりした規則的な傾向が現れて驚かされることがある。残念ながら6,7月の志望調査では学生の本音が表れず、9月の最終志望届で変更する学生が多いのが実情であり、なかなか最終結果の予想は困難である。合否の境目にいる学生には相当なストレスがかかる。

 この時期、進学情報センターには終日ディスプレイとにらめっこで真剣に情報検索に励む多くの学生達の姿が見られる。


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