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物性セミナー/2023-6-9

2023年 夏学期 第2回 物性セミナー

 講師 小林 研介 氏(東大理学研究科)

 題目 量子スピン顕微鏡による物性計測

 日時 2023年 6月 9日(金) 午後4時50分〜6時10分あたり

 場所 16号館 827室およびオンライン

オンラインで参加される方へ:

・オンライン参加の方へ:物性セミナーMLに登録されている方は、セミナー案内メールでZoomアドレスを通知します。登録のない方は、以下で予め登録をお願いします。(自動的に物性セミナーMLへ登録されます。)

登録フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdT67ZsTDiKsvutP59tY4tOUlx4WTInMKkTQIGWLqYCrPAQKA/viewform

アブストラクト

我々は透明な結晶中に存在する特殊な点欠陥(色中心)を量子センサとして利用し、磁場・電場・温度・圧力など様々な物理量を可視化する「量子スピン顕微鏡」の開発を行っている。注目する色中心は、ダイヤモンド結晶中の窒素空孔欠陥(NV中心)および六方晶窒化ホウ素(hBN)結晶中のホウ素空孔欠陥(VB)の2種類である。これらは光励起後の発光過程に電子スピンに依存する独特の経路を持つため、そのスピン状態を光学的に検出することができる。また、スピン状態をマイクロ波を使って様々に制御することも可能である。我々が目指しているのは、これらの色中心を用いた量子スピン顕微鏡の技術を確立し、これまでに見えなかったものを定量的に見ることである。

 本セミナーでは、最初に色中心量子センサと量子スピン顕微鏡についてご紹介する。その後、超伝導磁束の実空間観測、機械学習による精密磁場計測、量子センサ配列技術などについてお話したい。

宣伝用ビラ

KMB20230609.pdf(55)

物性セミナーのページ

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar

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最終更新時間:2023年05月30日 12時55分08秒