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物性セミナー/2022-8-10の変更点

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!!!2022年 夏学期 第11回 物性セミナー
!!講師   勝藤 拓郎 氏(早稲田大 先進理工)
!!題目   軌道自由度がもたらす新奇物性
!!日時 	2022年 8月 10日【水】 午後4時50分  {{color red, ・・・いつもと違う曜日です}}
!!場所 	16号館 119-129(対面)およびZoom(オンライン)
!!場所 	==16号館 119-129(対面)および==   Zoom(オンライン) {{color red, ・・・オンラインのみに変更}}
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!アブストラクト
遷移金属酸化物における遷移金属の縮退したd軌道に由来する軌道自由度は、様々な形で物性を支配することが知られている。例えば軌道自由度が秩序化する現象、すなわち軌道秩序が起こることがあり、そのような物質では、軌道自由度と磁性との結合、軌道秩序が電気伝導や電子構造にもたらす影響について様々な興味深い結果が得られている。近年、軌道秩序に伴う2相共存とスローダイナミクスの研究により、それが核生成-核成長プロセスに支配されていることが明らかになった。これは固体という固い物質の中に柔らかい構造ができることを意味しており、軌道秩序の相境界の表面張力がダイナミクスを支配していることを意味している。講演では、軌道自由度の物理におけるこうした新しい側面を中心に紹介したい。

(1) T. Katsufuji, T. Kajita, S. Yano, Y. Katayama, K. Ueno, “Nucleation and growth of orbital ordering”, Nat. Commun. 11, 2324-1~7 (2020). 

(2) T. Katsufuji, M. Miyake, M. Naka, M. Mochizuki, S. Kogo, T. Kajita, Y. Shimizu, M. Itoh, T. Hasegawa, S. Shimose, S. Noguchi, T. Saiki, T. Sato, and F. Kagawa, “Orbital and magnetic ordering and domain-wall conduction in ferrimagnet La5Mo4O16”, Phys. Rev. Research 3, 013105-1~17 (2021).

(3) T. Kajita, H. Kuwahara, S. Mori, and T. Katsufuji, “Superstructures arising from V trimers with orbital ordering in BaV10O15”, Phys. Rev. Research 3, 033046-1~8 (2021). 

(4) T. Tsukame, T. Iwata, Y. Shiraishi, T. Kajita and T. Katsufuji “Dynamics of Phase Transitions in Ba1-xSrxV13O18”, submitted.


!宣伝用ビラ
{{ref KMB20220810.pdf}}

!物性セミナーのページ
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/KMBseminar/wiki.cgi/BusseiSeminar