!!!2014年度 夏学期 第7回 物性セミナー !!講師 大橋 洋士 氏(慶應義塾大学理工学部) !!題目 Strong-coupling properties of an ultracold Fermi gas in the BCS-BEC crossover region !!日時 2015年 2月 5日(木) 午後4時30分 いつもと日時が異なります! !!場所 16号館 827 !アブストラクト 本講演では、BCS-BECクロスオーバー領域における冷却フェルミ原子気体(6Li、40K)の物理的性質を、強結合効果の視点から理論的に議論する。超流動揺らぎを考慮した強結合理論を用い、近年観測可能となった光電子分光型スペクトルやスピン帯磁率、比熱をBCS-BECクロスオーバー全領域で計算、これら物理量に強結合効果がどのように現れるかを、実験結果とも比較しつつ明らかにする。更に、これら物理量の詳細な温度変化から、いわゆるpreformed pairの形成に起因する擬ギャップ現象やスピンギャップ現象が現れることで特徴づけられる「超流動揺らぎに支配されている」領域や、非常に強い引力相互作用によりフェルミ原子同士が強く結合した結果、「安定な分子ボソンの気体」とみなせる領域を、温度と相互作用に関する相図上で理論的に特定する。 !宣伝用ビラ {{ref KMB20150205.pdf}} !物性セミナーのページ http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/FSwiki/wiki.cgi/BusseiSeminar !駒場セミナーカレンダー(駒場内のみアクセス可) http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/webcal/webcal.cgi