2010年 夏学期 第2回 物性セミナー
講師 越野 幹人 氏(東工大理工)
題目 グラフェンの量子物性
日時 2010年 4月 23日(金) 午後4時30分
場所 16号館 827
アブストラクト
厚さが1層ないし数原子層というグラファイト超薄膜が実験的に作成されるようになり、その物性に関する研究が急速に進められている。これらの物質では伝導帯と価電子帯がエネルギーギャップ無しに接した特殊なバンド構造をもち、ディラック点と呼ばれるバンド接点は様々な物理量に特異性をもたらす。ここでは単層、多層グラフェンの基本的な電子物性(電気伝導特性、光学特性、軌道反磁性)に関する最近の研究を紹介し、ディラック点がもたらす特異な物理現象について議論する。
宣伝用ビラ
KMB2010-0423.pdf(583)
物性セミナーのページ
http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/FSwiki/wiki.cgi/BusseiSeminar
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最終更新時間:2010年04月15日 22時38分10秒