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物性セミナー/2009-6-5

2009年 夏学期 第 4回 物性セミナー

 講師 藤堂 眞治 氏(東京大学大学院工学系研究科)

 題目 スピンパイエルス状態に対する不純物効果

 日時 2009年 6月 5日(金) 午後4時30分

 場所 16号館 827

アブストラクト

スピンパイエルス物質やハルデン物質に代表される擬低次元反強磁性体はその強い量子ゆらぎの効果のために低温で非磁性な状態にある. このような低次元反強磁性体において非磁性な原子をランダムにドープすると, 量子ゆらぎとランダムネス, さらには格子ゆらぎの共存・競合により「不純物誘起反強磁性秩序」など興味深い現象があらわれることが知られている. 我々は量子モンテカルロ法を用いて, これらのランダム量子系特有の現象の発現機構について研究を行っている. 本セミナーでは, 最近我々が開発した「粒子数非保存系に対する量子モンテカルロ法」をスピンパイエルス系に応用し, スピンパイエルス転移および不純物誘起反強磁性秩序に対する格子の量子性・多次元性の効果などについて解析した結果を紹介する.

宣伝用ビラ

KMB2009-0605.pdf(558)

物性セミナーのページ

http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/FSwiki/wiki.cgi/BusseiSeminar

駒場セミナーカレンダー(駒場内のみアクセス可)

http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/webcal/webcal.cgi

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最終更新時間:2009年05月29日 19時02分20秒