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物性セミナー/2006-6-23

2006年 夏学期 第7回 物性セミナー

 講師 澤井 哲 氏 (ERATO 複雑系生命プロジェクト グループリーダー)

 題目 「社会性アメーバの時空間パターン」

 日時 2006年6月 23日(金) 午後4時30分

 場所 16号館 827

アブストラクト

興奮性の媒体が示す豊かな時空間マクロ構造は、物理や化学に限らず生物系にも広く認められます。そのような非生命系とのアナロジーの先から展望できる生命系固有の力学系の特性とは何でしょうか?一つに、細胞の状態は自らが働きかけたことによって形成されるマクロ環境によって左右され、そのマクロ環境が細胞の状態をさらに決めるという、内部自由度とマクロ変数との絶え間ない論理の循環が挙げられます。例えば社会性アメーバ(細胞性粘菌)では、遺伝子発現系へのフィードバックを通して、細胞の興奮性が変化し、これが集団の空間模様を巧みに操っていることが分かってきました。時系列解析、画像解析と理論モデルの重要性と、これにゲノムスケールの分子生物学的な手法を組み合わせることで展開される研究の一端を紹介します。

宣伝用PDFビラ

2006-0623.pdf(689)

物性セミナーのページ

http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/FSwiki/wiki.cgi/BusseiSeminar

駒場セミナーカレンダー(駒場内のみアクセス可)

http://huku.c.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/webcal/webcal.cgi

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最終更新時間:2006年06月13日 16時32分00秒