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文部科学省「ナノテクノロジー・素材を中心とした融合新興分野研究開発
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ご挨拶| 濱田総長 | 片岡研究拠点リーダー |

  • 2012.10.17
    東京大学大学院工学系研究科片岡一則教授(医学系研究科教授 兼担)が, 財団法人茨城県科学技術振興財団(理事長:江崎玲於奈)より, 第9回江崎玲於奈賞を授与されることが決定しました. 同賞は, ナノテクノロジー分野において世界的に評価を受ける顕著な研究業績を挙げた者に授与されるもので, 授賞式は2012年10月17日につくば市にて開催されました.
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  • 2011.2.10
    片岡研究室で創製した薬剤耐性がんを治療できる高分子ミセルが「ナノスケールのトロイの木馬」としてNature Japanのホームページで紹介されました.
    (詳細)

  • 2011.1.28
    本研究室で行われている「高分子ミセルによる耐性がん治療」に関する最新の研究内容が日経産業新聞の「テクノトレンド」欄で紹介されました.


  • 2011.1.27
    片岡教授がNHKラジオ「私も一言!夕方ニュース」の「ここに注目!」コーナーに出演し、開発中の「がんを直撃する薬配送システム」(ナノスケールのトロイの木馬)について紹介しました.
    (詳細)

  • 東京大学片岡研究室の「制がん剤の薬剤耐性を克服するドラッグデリバリーシステム」の研究が Science Translational Medicine (5 January 2011; Vol. 3, Issue 64)の表紙を飾りました. また, 本成果が日本経済新聞, 毎日新聞, 読売新聞, 日刊工業新聞, 東京新聞, NHKニュースなどで紹介されました. 詳細

  • ニュースレターのアーカイブ本『ナノバイオの未来』が2010年9月14日付Amazonベストセラー商品ランキング(バイオテクノロジー部門)で1位になりました.  詳細

  • 2010年9月9日:津村内閣府大臣政務官が, CNBI及びナノバイオファーストの視察に訪れました. プロジェクトの説明後、研究施設を訪れ研究の様子を視察しました. 詳細

  • 2010年9月2日:スペインの科学イノベーション大臣であるDr. Cristina Garmendiaの一行が, 最先端研究開発支援プログラムで行っているドラッグデリバリーに関する研究の視察に訪れました.

  • 本拠点リーダー片岡一則教授(工学系・医学系)が中心研究者を務める 最先端研究開発支援プログラム(FIRSTプロジェクト) 「ナノバイオテクノロジーが先導する診断・治療イノベーション」が 正式に発足することになりました.

  • ナノバイオ・インテグレーション研究拠点の取り組みが「東京大学政策ビジョン研究センター」のホームページで紹介されています.

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What's New
  • 【切片作成ワークショップ開催のお知らせ】
    〇 セミナー「世界が認めた切片製法 (川本法2008) 」
     6 月 11 日 (水) 10 : 00 - 11 : 30
     東京大学薬学部南館 4 階 455 号室
     東京大学薬学系総合研究棟 2 階薬学部講堂 ※変更になりました
     講師 : 川本 忠文先生(鶴見大学歯学部 RI 研究センター)
    〇 実演
     東京大学薬学部南館 3 階 353 号室
     6 月 11 日 (水) 13 : 00 - 17 : 00
     6 月 12 日 (木) 10 : 00 - 17 : 30, 13 : 00 - 15 : 00
    詳細はこちらをご参照ください。

  • 「What's new」一覧
Topics

Overview
Photo「濱田総長」
研究機関代表
東京大学総長
濱田 純一

 時代はいま, 大きな変化の時期を迎えています. 産業や経済が世界的規模で動揺する中で, 人々の生活の基盤も揺らぎ, 社会は未来への確かな指針を待ち望んでいます. そのような新しい世界を描き, それに至る道筋を提示することが, いま学術界に求められています. 東京大学は, 学術研究と人材育成を通じて, 未来への確かな指針を示し, 社会への責任を果たしていくつもりです. そのためには, 時代にもてはやされる研究だけではなく, 多彩な学問分野を, 時の制約を越えて確実に維持・発展させ, さらには融合させることにより, 学術の基盤を豊かなものとし, 創造性を生み出す源にしたいと考えています.
 医療の分野においては,疾病の原因について分子レベルでの網羅的現象解明が急ピッチで進んでいるものの,個々の学術的基礎知は疾病治療に必ずしも有効には結びついていません.この問題を解決するためには, 基礎学術研究を推進すると同時に, 先端的融合的アプローチも進めていく必要があります. 東京大学ナノバイオ・インテグレーション研究拠点は,センシング技術,材料技術,分子シミュレーション技術,バイオ技術といった広範な領域に分散する知を,まさに「医療」に向けてナノのレベルから統合化できる先駆的な研究の場となりうると確信しています.
 知の創造と教育, 社会との連携を通じて, 東京大学は, 日本の未来, 世界の未来に対する公共的な責任を, いまこそ果たすべき時であると考えています. これからも東京大学は, 豊かな構想力を備えた「世界を担う知の拠点」として, いっそうの発展を図っていく決意です.


Photo「研究拠点リーダー 片岡 一則」
研究拠点リーダー
片岡 一則

 近年,理工学の各分野においては,ミクロスコピックさらには,ナノスコピックといった微小スケールでの集積化(アッセンブリー)技術が長足の進歩を遂げています.半導体分野での集積化は言うに及ばず,機械工学分野では,微小な部品の加工とアッセンブリーに基づくマイクロ・ナノマシニング技術が益々,先鋭化し,極小という特徴に加えて,さらに,高精度化と高機能化へと着実な進化がもたらされています.一方,物質科学・材料工学分野においては,マクロ物性を基調とする従来からの設計手法に加えて,分子や原子のマニピュレーションとも言うべきナノ・アッセンブリー手法に基づく物質・材料設計が登場し,特に,生体機能や電子機能といった高度先端機能材料分野に大きなインパクトを与えつつあります.この集積化・微小化・インテリジェント化というハードウェア面での進化は,従来,独自の概念に基づいて発展してきた物質科学・材料工学・電子工学・機械工学という物質からシステムへと至る理工学の流れの一体化,すなわち,原子・分子のアッセンブリーというbottom-up手法とナノ微細加工というtop-down手法の融合をもたらしつつあるといえるでしょう.これは,いわば素材の中に高度なシステムを秩序立った形でナノ・レベルで創り込むことに相当し,「ナノインテグレーション」と定義することが出来ます.翻って考えると,実はこの様な「ナノインテグレーション」は我々の体の中で高度な機能をつかさどる生体構造に数多く認められており,生物進化の合目的性にかなうプロセスであるとも言えます.その意味で「ナノインテグレーション」に基づくデバイス・システムをより一層高度化するために,生体の構造と機能をナノスケールで理解し,さらにはその作動原理に啓発(バイオインスパイアード)された構造・機能を創り込む事や,あるいは,生体分子や細胞などの生体構成要素の機能を制御した状態でデバイス内にインテグレートする方法論の構築を行うこと,すなわち,「ナノバイオ・インテグレーション」に関する研究開発を推進することが,今後取り組むべき重要な課題であると私たちは考えています.

 「ナノバイオ・インテグレーション」は,それ自体,従来の科学技術分野を縦断する概念として,広範な産業分野での展開が期待されますが,特に重要な展開分野としてライフサイエンス・バイオテクノロジー分野を挙げることが出来ます.20世紀を通じて,ライフサイエンス・バイオテクノロジーは着実な進歩を遂げ,幾多の難病の克服や食品・環境の安全性向上などを通じて,安全・安心社会の構築に貢献をして来ました.さらに,21世紀に入った今日,膨大な分子生物学や細胞生物学的知見の集積に基づいて,遺伝子診断・治療や再生医療に代表される革新的医療技術の進展,蛋白質・細胞などの生体システムを取り込んだ環境計測技術や動物実験代替技術の開発,さらには,巧妙な生体構造や機能に啓発されたバイオ合成・バイオプロセス技術の創成が急速に行われつつあります.いわば,「バイオを分子・細胞レベルで探求する」ことに主眼がおかれた20世紀から,さらに21世紀においては,これに加えて本格的に「バイオを分子・細胞レベルで活用する」時代に突入したと言うことが出来るでしょう.

 本研究拠点「ナノバイオ・インテグレーション」は,上述の様なライフサイエンス・バイオテクノロジーと高度にインテグレートしたナノデバイス・システム研究を推進することによって,生体機能の本質をナノレベルにまで掘り下げて解明する分野融合的科学技術体系の創成と知的基盤の確立をはかり,ひいては,ナノレベルの時空間生体制御に基づく革新的「ナノ医療」システムの構築と我が国の未来を牽引する新バイオ産業の確立を促すことを目標としています.この拠点から「世界をギクリとさせる」研究成果を次々と発信すべくメンバー一同張り切っておりますのでどうかご支援の程を宜しくお願い申し上げます.




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