Campus Management DX
20世紀的な成長を前提とした開発、建設にリアリティのない時代において、「成長なき繁栄」をいかに構想するのか。
大学キャンパスをフィールドとした本研究は、その最も的確で先駆的なモデルとなりうる。キャンパスの既存建物群のハード/ソフト両面からの評価・診断手法の確立により、既存空間資源の価値向上を目指す。
センシング、モニタリング等のDX的技術を活用して人流(集まり方、流れ、時間変化)・構造(振動・老朽化)・設備(エネルギー、空調、水道)などのデータを空間情報(既存建物BIM)に紐づけることにより、
建物の使われ方や経年変化の定量的な評価手法を確立し、マネジメントに反映させる。
同時に、左図のような先進的な技術手法と建築哲学を有する人材の育成に努める。
キャンパス内外の人の流れ、集まり方などの定量的データ収集を中心に、様々なアクティビティを評価・可視化する。
スペースの利用率等の観点から、
経営的な視点も含めた効率化と空間の質向上を実現するための分析を行う。
建築物の老朽化(不具合)、省エネルギー、リスク管理やメンテナンスなど、
BIM 等の活用を通してモニタリングを行い、適切なマネジメントに繋げる。
どのようなデータを、どの時点・手段で取得し、統合するかについての検討・構築を行うことで、空間評価の精度を高める。
加藤耕一、伊山潤、前真之
田中義之、奥田敬二郎
藏知様、川上様
野間様
丸山様
橋本様
CMDX研究WG